車いすテニスの国枝慎吾選手に国民栄誉賞

2023.2.3先日引退を発表した車いすテニスの国枝慎吾選手に国民栄誉賞が検討されていることが発表されました。
1977年に国民栄誉賞が創設されてから、パラ選手が受賞するのは初めてになります。
パラ選手とはハンディキャップを背負った人たちが競う大会で選手として活躍している人たちのことで、車いすバスケットボールやシッティングバレーボール(座った状態で試合をする)などがあります。
国枝慎吾選手に国民栄誉賞が受賞されれば、パラ選手の注目度は高くり、現在活躍する選手たちにとってモチベーションをあげるものになるでしょう。
そこで今回は国民栄誉賞を受賞するであろう国枝慎吾選手の生い立ちから、引退に至るまでを紹介します。

naober

こんにちはテニスブロガーのnaoberです。
わたしは、全くの初心者から2年足らずで研修生を経てテニスコーチになり、いろいろなテニススクールを渡り歩いてコーチングをしてきました。
草大会にも出場してコーチレベルが参加する大会で優勝したこともあります。
短期間で上手くなるためにプロの試合を繰り返し何度もみて参考にしていました。
多少土俵のちがう車いすテニスですが国枝慎吾選手のプレイぶりには感銘を受け、自分のプレイにも反映してきました。

こんな私が解説していきます。

この記事を読むと国枝慎吾選手の魅力がわかり、車いすテニスを見たくなります。
国枝慎吾選手やパラスポーツに興味がある人は是非ごらんください。

国枝慎吾選手の生い立ち

千葉県出身の38歳、野球などスポーツが好きで身体をよく動かしていた少年でした。
9歳のときに脊髄腫瘍のため下半身麻痺となり車いすの生活になりました。
スポーツが好きだったので車いすバスケットボールをやってみようと探しても当時は見つからずに母の薦めで車いすテニスをはじめたのです。
小学校6年生のときに千葉県柏市の吉田記念テニス研修センターで車いすテニスを習い、すぐに才能が開花しました。
車いすさばきがとても上手でそれもあって最初は乗り気ではなかったテニスに集中して取り組みようになったのです。

吉田記念テニス研修センターはテニスでトッププロを輩出する名門のテニススクール。
その出会いが国枝慎吾選手を飛躍的な活躍につながっています。
その後、地元の麗澤高校に進学し、海外遠征を経験。
トッププロのプレイに感銘を受け、世界の頂点を目指すことになったのです。
麗澤高校はのびのびと生徒たちが過ごすことができる校風。そんなことも国枝慎吾選手にとって追い風になったのでしょう。

国枝慎吾選手の活躍

国枝慎吾選手の活躍は皆さんもご存じのことでしょう。
パラリンピックやテニスの最高峰の4大大会で多数の優勝をしています。
そのことは、パラスポーツの発展に大きな影響を与えたのです。

詳しくはこちらをご覧ください。
車いすテニス国枝慎吾選手引退!!記憶のとどめておきたい3つのこと

国民栄誉賞への期待

国民栄誉賞はこれまで、数々のプロスポーツ選手が受賞されてきました。
例えば、プロ野球界ではミスタープロ野球の長嶋茂雄さんやオリンピックで金メダルを獲得したマラソンの高橋尚子さんなどです。
まさに超有名なスポーツ界のレジェンドばかりです。
その中に、パラスポーツ界から国枝慎吾選手が選ばれるのはいろいろな意味でとても有益なことです。

いまでこそメディアでパラスポーツが取り上げれることは増えてきていますが、やはり一般のスポーツとは大きく差があります。
パラスポーツ選手が国民栄誉賞をとれば、メディアからの取り上げ方もかわり、企業の注目度もあがります。
企業のスポンサーが増えれば、パラ選手たちの金銭面、練習環境などが向上しレベルアップするでしょう。
レベルアップをすることで、パラスポーツを見ようと思う人、ファンが増えて相乗効果で盛り上がっていくのです。
パラスポーツはハンディキャップを背負っている人たちが、活躍できる大きな舞台です。
国枝慎吾選手が国民栄誉賞を受賞すれば、パラスポーツに多くのハンディキャップを背負った人がチャレンジするようになるでしょう。
また、ハンディキャップをもっている人でなくてもレベルの高いパラ選手の活躍は勇気や希望を与えてくれるのです。

車いすテニスの国枝慎吾選手が国民栄誉賞!?! まとめ

naober

国枝慎吾選手が国民栄誉賞をとるのはハンディキャップがある人だけでなく国民全体にとってとても良いことだと思います。
まさに国民栄誉賞にふさわしいと言えるでしょう。

プロスポーツのレジェンドが国民栄誉賞をとる以上に、多くの人たちにとって意味のあることなのです。