代表的なウインタースポーツはスキーとスノーボードがあります。
これからウインタースポーツをやっていたいけどスキーとスノーボードのどっちをやればよいかわからない、スキーはやったことがあるけどスノーボードもやってみたい、スノーボードはできるけどスキーもできるようになりたいと考えている人も多いと思います。
そこで今回はスキーとスノーボードのメリットデメリットを比較しながらあなたの疑問や知りたいことにこたえていきます。
スキーとスノーボードはどちらをやるべきか教えてほしい
スキーとスノーボードはどっちが簡単なの?
スキーとスノーボードの良いところ悪いところは?
スキーとスノーボードはどっちがお金がかかるの?
スキーとスノーボードはどんな人に向いているの?
こんにちは!!スキーブロガーのnaoberです。
私は高校を卒業してからスキーをはじめ、スキー歴2年でスキーのインストラクターになりました。
スキースクールにはスノーボードスクールも併設していて、スキーの楽しさ、スノーボードの面白みなどをお酒を飲みながら語り合っていました。
スキーやスノーボードをはじめて20年以上になりますが、学生時代はスキー場にこもり、働き始めてからは毎週末スキー場に通っていたのでスキーやスノーボードの良し悪しは熟知しています。
わたしも昔はスキーとスノーボードのどちらを選べばよいかとても迷いました。
しかし、今は迷わずに自分のスタイルを確立してスキー場に出かけています。
こんな私がスキーとスノーボードについて解説していきます。
この記事を読むとスキーとスノーボードの違いや自分に合ったスタイルがわかります。
スキーとスノーボードのどちらをやればよいか迷っている人は是非参考にしてください。
スキーvsスノーボード
スキーとスノーボードのいろいろなことを比較しました。
それぞれの違いを理解して自分に合ったスタイルを見つけましょう。
スキーVSスノーボード人気があるのは?
ひと昔前は映画「私をスキーに連れって」やワールドカップのアルペンスキーで日本人選手が活躍することでスキー人気が高まった
スキーに行くのにはある程度お金がかかるが、バブルの到来もあり冬のシーズンには老若男女がこぞってスキー場に出かけた
有名スキー場ではリフト待ちに30分は当たり前、土日の高速道路は大渋滞で200km程度しかないのに家に着くのは午前0時をまわっていた
当時はまだスノーボードは日本ではなじみのあるものではなかった
1990年代に入ると当時人気のあったスケートボードと類似していることからスノーボードの人気がでてきた
当時スキーは滑りの質を重視していたせいか、スキーウエアは ぱっとしないデザインのものが多かったが、スノーボードウエアはデザイン性の優れたものがたくさんあった
おしゃれさが先行してスキーヤーとスノーボーダーの比率がどんどん変わっていき、一時、スキー場でスキーヤーを見つけるのが大変 そんな時代もあった
その後はスノーボードに習った形でデザイン性の優れたスキーウエアが登場したり、ワンメイクなど魅力あふれる競技が行われたりすることで、スキーが盛り返した
最近のスキー場はスキーとスノーボードの割合は50対50
どちらかと言えばスノーボードが人気だがスキーにも追い風がふいている
スキーVSスノーボード 簡単なのは?
スキーはスキー板をハの字に開いた状態のプルークボーゲンであれば1日で滑れる
急斜面以外はいろいろな斜面を2.3日で滑れる
スノーボードは木の葉と呼ばれる滑り方であれば1日でできるようになる
斜面をジグザグに滑りながらスピードをコントロールして急斜面でなければ2,3日で滑れる
どちらが簡単かは一概には言えない
スキーの板よりスノーボードの板の方が雪にコンタクトする面積が大きい
スノーボードの方がバランスをとりやすいように思えるが、初心者段階ではスキーをㇵの字に開くのでバランスが良いのはスキーと言える
操作性で考えるとスノーボードの方が良い
スキーの板は2本あるので同調させるのが難しい
バランスを重要視すればスキーが簡単と言えるが、操作性でみるとスノーボードになる
スキーVSスノーボード 安全なのは?
スキー板は2本なのでスノーボードに比べると自由度が高い
自由度が高いと股関節を痛めたり膝を痛めたりする可能性がある大けがにはつながりにくい
スキー板はケガをしやすい状況になるとバインディングが外れて大きなけがをふせぐ
スノーボードは両足が固定されているので自由度が低い
自由度が低いと、転びそうになったときに何とか転ばないよう耐えることが難しくダイレクトに身体を強打することがある
大けがをするリスクが高いのはスノーボード
しかし、一概には言えない
けがの防止のためスキーのバインディングが外れるのは良いがその後に身体だけで滑ってしまい、立ち木に激突して骨折することもある
スノーボードが大けがしやすいシチュエーションはアイスバーンなどの固い斜面
上級者にとって固い斜面は心地よく滑れるが初心者、初級者は危険が多いのでできるだけ柔らかい雪質のスキー場で滑るのがおすすめ
スノーボードの導入におすすめなのは新潟県の中越地方のスキー場
中越地方は気温が高く、道路は凍結を防ぐために地下水を流している
一方、長野県や北海道で地下水を流すと路面が凍ってしまう
中越地区のスキー場は気温の高い状態で雪が降るのでゲレンデは固くしまる感じは少なく、ある程度柔らかさのあるゲレンデ状況になる
スキーVSスノーボード どっちがかっこよい?
一概になにをとってかっこよいというのは難しい話ですが、今回はウエアや滑っている見た目に焦点をあてました。
ウエアについて
スノーボードのファッションセンスが先をいっていたが、最近ではスキーも負けていない
ファッショブルなスキーウエアが増えている
昔はスキー用のウエア、スノーボード用のウエアというように差別化されていた
現在は差別化はなく、スキーをやっていようがスノーボードをやっていようが、自分が好きなもの、かっこいいと思うもの、おしゃれと思うものを選べばよい
洋服と同じように自分の好きな格好をすればよい
最近はスノーボードと同じようなデザイン性の良いウエアを着たスキーヤーをよく見かける
滑りのスタイル
賛否両論あるが、スノーボードの方が断然かっこよく見える
スキーはスタンスがㇵの字から平行になるまで時間がかかる
スノーボードは初心者であっても上級者であっても一枚の板を使って滑ることに変わりがないそのため、スノーボードはある程度ターンができるようになると様になって見える
スキーは2本の板があり平行にそろえることができても滑っているとばらけることもあるのであまり上手く見えない
スキーでかっこよく見せるにはかなりの時間がかかる
スノーボードは両足がホールドされているので、初級者であってもなんとなく様になっているように見える
スキーVSスノーボード お金がかかるのは?
スキーに最低限必要なアイテムはスキー板、ブーツ、ストック
スノーボードに最低限必要なアイテムはスノーボード板、ブーツ
単純にストックが多い分スキーの費用が高くなる
また、スキー板にはバインディングという危険時に解放してくれる精密機械がついている
スキーはメンテナンスを怠ると誤作動につながり、買い替えの頻度も多くなる
メンテナンス面も考えるとスキーの方が費用が高いと言える
しかし、スキーもスノーボードも値段はピンキリギアの購入にかかるお金よりも、その他の要因でどちらにするか考えた方が良い
スキーVSスノーボード どっちが楽?
どちらが楽かはシチュエーションによって違いがあります。
自分が楽をしたいシチュエーションをイメージして選ぶのもよいでしょう。
滑っているときはスキーが〇
リフトに乗るときスキーは何も外す必要がありませんが、スノーボードは片足を外す
ごくごく緩やかな斜面ではスキーは滑走性が高いので止まりづらいが、スノーボードは止まってしまう
スキーは止まってもストックでこぐことができるが、スノーボードはできない
スノーボードはゆるやかな斜面の場合、一緒にいるスキーヤーに押してもらったり、スノーボードから片足を外して歩く必要があったりする
深雪を滑るときも急斜面は良いが、その後に緩斜面になるとスノーボードは止まってしまう
急斜面である程度スピードを維持して緩斜面に入らないと止まってしまう
深雪の緩斜面で止まってしまうと、そこから出るのが一苦労
緩やかな斜面と同様に片足を外して歩かなければならない可能性もある
滑っているときはスキーが楽と言えるでしょう。
リフト待ちはスノーボードが〇
リフト待ちのときはスキーは履いたまま、スノーボードは片足を外して並ぶ
リフト待ちの場所は平地のところもあれば斜度があるところもある
斜度があるとスキーはストックを使ってスキーが滑っていかないように抑えなければならない
傾斜が長く続きリフト乗り場はけっこうつらい
スノーボードは片足を外しているので多少斜度があっても全く問題がない
なんの負担もなくリフト待ちができる
リフト待ちはスノーボードの方が楽と言える
ブーツでの移動はスノーボードが〇
駐車場からリフト乗り場への移動や休憩時間は板を脱いでブーツのみになる
スノーボードのブーツはどちらかというと柔らかい素材でそのまま歩いても苦にならない
スキーブーツはしっかりとホールドするようにできているため固い素材
スキーブーツで歩くのは慣れないとちょっと難しい
歩きづらいし、足腰にも負担がかかる
滑っているとき以外はスノーボードの方が楽と言える
スキーVSスノーボード どんな人が向いているの?
スキーもスノーボードもメリットデメリットがあり、どちらが良いとは言えない
どちらにするかは自分の主観や置かれた環境で決めるのが良い
一緒に行く人がスキーであればスキーにするものよし
気になる異性がスノーボードをやっているのであればスノーボードにするものもよし
プロの試合を見て感動してやってみたいと思ったほうにやるのもよし
身近に上手な人がいる方にするもよし
スキーとスノーボードは雪の上を道具を使って滑るスポーツなので、多少の技術の違いはあるが大きな違いはない
しいてあげれば正面を向いているか横を向いているかぐらい
スキーが上手な人はすぐにスノーボードも上手になる
スノーボードが上手な人はすぐにスキーが上手になる
技術面において類似する部分がたくさんあるので上手くなる
スノーボードやスキーは他のスポーツにはない爽快感を味わえる魅力的なもの
向き不向きではなく「やりたい」「やってみたい」「面白そう」と思った方から挑戦
私のスキー⇔スノーボード変遷
私は全くウインタースポーツの経験なしから2年あまりでスキーのインストラクターになったので、インストラクターになるまでは集中してスキーをやっていました。
スキースクールに入ってからは、スノーボードを自由に借りることができたのでスノーボードをはじめたのです。
スキーもスノーボードもはじめのうちは全く曲がれず転んでばかりで上手くいきませんでしたが練習を繰り返すことでどらもある程度滑れるようになりました。
スノーボードがはやり始め、スノーボードにチェンジしようと考えた時期もありましたが、今でも私はスキーを中心にやっています。
スキーやスノーボードはシーズンスポーツです。
いくら、滑走日数を増やしたとしても働いている身では思うほどたくさん滑れないのが現状。
スキースクールでは自分と全くレベルの違う人を目の当たりにしてきたので、やはりその人に追いつきたい追い越したいという気持ちが強いのです。
そのため、貴重な滑走時間はスキーに充てるべきであると判断しました。
まだまだ、伸びしろがあると信じて、さらなるレベルアップを目指してスキーをしています。
スキーもスノーボードも魅力的なスポーツなので両方やるのが楽しいと思いますが、私のように高いレベルに到達したい人はどちらか一択でやるのもありです。
スキーとスノーボードはどちらがおすすめ? メリットデメリット比較 まとめ
スキーとスノーボードはどちらもおすすめ
いろいろな違いを理解して自分に合ったスタイルを見つけることが重要
スキーVSスノーボード 人気なのは50対50
スキーVSスノーボード 簡単なのはスノーボード
スキーVSスノーボード 安全なのはスキー
スキーVSスノーボード かっこよいのはスノーボード
スキーVSスノーボード お金がかかるのはスキー
スキーVSスノーボード 楽なのはスノーボード
スキーVSスノーボード 人によって向き不向きはない
技術的の大きな違いはないので自分のやってみたい方に挑戦を
時間とお金にある程度余裕がある人は両方やってみるのがおすすめです。
類似性は多くありますが多少運動要素が違うのでそれぞれの面白み楽しみ方があります。
両方やってみるとそれぞれの違いや自分に向いているか否かがわかります。
極めたい人は一つに集中して、楽しみたい人は両方やるのも良いでしょう。
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