深雪とは新雪が深く積もった状態をいいます。
深雪の積もった斜面を滑るのは初級者にとっては難しいを感じるかもしれません。
しかし、初級者でも簡単に深雪が滑れる方法があるのです。
そこで今回は初級者だけど深雪を滑ってみたいあなたの疑問や知りたいことにこたえていきます。

どうすれば簡単に深雪が滑れるか知りたい
整地されたゲレンデを滑ることとの違いを教えてほしい
深雪を楽しめるスキー場が知りたい

こんにちは!!スキーブロガーのnaoberです。
私はスキー経験1年足らずでスキーインストラクターの研修生になりました。
半山籠もり生活の末、スキーのインストラクターとしてコーチングをスタート。
派遣で修学旅行を教えに行ったり、知り合いのスクールのお手伝いに行ったりしました。
いろいろなスキー場でインストラクターをするかたわら、たくさんの深雪を滑ってきました。しかし・・・・
インストラクターにはなったものの深雪を滑る経験が全くなかったのではじめは転んでばかりいました。
インストラクターが転んでパウダーに埋もれてるなんてかっこ悪いですよね。
ときにはスキーが外れて一緒に滑っている人に迷惑をかけることもありました。
めげずに深雪に入り続けることで、転ぶこともなくなり、少しずつ上手く滑れるようになったのです。
今では深雪をこよなく愛し、いろいろなスキー場で新雪や深雪を楽しんでいます。
こんな私が解説をしていきます。
この記事を読むと初級者でも簡単に深雪を滑る方法がわかります。
スキーを始めて経験が少ないけれど新雪や深雪を楽しみたい方は是非参考にしてください。
初級者でもできる深雪の滑り方


深雪を滑るのは初級者にとって難しいと感じる人も多いと思います。
しかし、整地されたゲレンデよりもスピードが出なかったり、転んでも痛くなかったりと初級者が挑戦するメリットはたくさんあるのです。
簡単に滑る方法を確認して積極的に深雪にチャレンジしましょう。
プルークスタンスを少しせまくする
初級者の人はスキーをハの字に開いて滑っている
ㇵの字はスキーを平行にして滑るよりもバランスがよく、曲がるのも容易
初心者のころはバランスを取るのが難しいのでハの字を大きくして滑る
少し慣れてくるとハの字を小さくしたほうが滑りやすい
ハの字が小さくなると雪面への抵抗も小さくなるのでバランスが良い
スキーのハの字を小さく保つことで深雪をスムーズに滑れる
スキーのトップを意識して滑る
スキーのトップとは一番前の部分、スキーのテールとは一番後ろの部分
スキー初心者はスキーのテールを開きだして滑る人が多い
上手くなっていく過程でスキーのテールを意識しているとテールを横に押し出す動きが大きくなり雪面に凹凸があるとバランスを崩しやすい
そのため、テールではなくトップを意識して回すことが大切
トップを回すことを意識して滑るとテールを急激に横に動かす動作が減っていく
トップを意識してスキーを回すと凹凸や新雪が積もった斜面をバランスよくスムーズに滑れる
深雪斜面と整備されたゲレンデの違い


深雪が積もっている斜面と整備されたゲレンデの違いを理解し、実際にスキー場に行ったときに違いを感じながら滑ってみましょう。
フィーリングも上手くなるためにはとても重要です。
整備されたゲレンデとは
整備されたゲレンデは凹凸が少ない
スキーを急激に動かしても雪に引っかからない
バランスをくずしにくいのでスキー経験が少なくても転びにくい
滑りやすい状況なので、ㇵの字の幅を小さくする練習やトップを意識して回す練習に最適
滑り始めは整備されたゲレンデでスキーのトップを回す練習をして、滑り慣れてきたらパウダーで同じように滑ってみる
深雪斜面とは
新雪は新しく積もった雪のこと、深雪は深く新雪が積もっていること
新雪は気温や気候によって雪質が違う
すぐに舞ってしまうような軽い雪もあれば、水分が多く粘り気のある雪もある
すぐに舞ってしまうような軽い雪は多少積もっていても整備されたゲレンデと同じように滑れる
水分の多い雪は粘り気があるので急激にスキーを横に動かすとバランスを崩す
いろいろな雪質の新雪や深雪を滑るとレベルアップしていく
深雪が上達するおすすめスキー場・ゲレンデ2選


深雪は軽い雪もあれば重たい雪もあります。
軽い雪は比較的簡単に滑れますが重たい雪は慣れが必要です。
雪質の違う深雪をいろいろ滑ってレベルアップをするために今回は2つのスキー場を紹介します。
新潟県 上越国際スキー場 大沢ゲレンデ
大沢ゲレンデは高速リフト一本で長い距離を滑れる
高速リフトなので短い時間でたくさん滑れる
大沢ゲレンデは緩斜面と中斜面が続いている
人気のあるスキー場なので、ナイターを利用するもの良い
ナイターは人が少ないのでたくさん滑れる
圧雪されていない箇所もあるので、そこに入って練習を
粘り気のある少し重い雪質が特徴なので初級者の人はあまり奥まで入らないようにする
長野県 奥志賀高原スキー場 第一ゲレンデ
志賀高原の一番奥に位置するスノーリゾート
志賀高原スキー場はとても人気のあるスキー場で混雑しているが、奥志賀は比較的混雑が少ないので初級者にはオススメ
粘り気が少なくとても軽いのが特徴なので、たくさん積もっている場所にチャレンジ
状況が良い時は長い距離深雪が滑れる
雪質が良いので多少ハの字スタンスでもスピードをあげればパラレルスタンスに変わっていく
繰り返し練習して深雪を滑ることに慣れるようにする
私はパウダーフリーク(深雪を求めてスキーに行く人)です

皆さんはパウダーエイトという言葉を知っていますか?
パウダーエイトとは二人で深雪の斜面を同時に並んで滑り出し、8の字のようにターンを編んでいく滑り方です。
インストラクターになった当時、深雪が滑れないで転んでばかりいたときに、先輩2人のインストラクターが人の全く入っていない、ゲレンデわきの新雪をパウダーエイトで滑り降りてきたのです。
まぢかで観るパウダーエイトは物凄くかっこよく見えました。
「すげー、かっこいいー」と思わず声に出してしまったのです。
このパウダーエイトを見てからは転んでもめげずにいつかはあんな風に滑りたいという気持ちを強くなりました。
転びながら何がいけないのか、何が先輩たちと違うのか考えました。
先輩からのアドバイスもあって、なぜ転んでしまうのか、なぜバランスを崩してしまうのかが分かったのです。
スキーは斜面を滑るのでスキーがどんどん落下していきます。
その落下に身体がついていけないと後傾になってしまうのです。
後傾にならないようにスキーに遅れまいと身体をどんどん前にだそうと滑っていました。
身体を前に前に出そうとしていたので腰が折れてスキーを上手に操作できなくなっていたのです。
前傾過多(前に突っ込みすぎのポジション)でスキーを上手く操作できないのでバランスを崩しよく転倒しました。
身体の軸はとても大切で、軸が折れてしまうとバランスを崩す原因になります。
そのため身体を前に出すのではなくその場に留まるようなイメージで滑りました。
その場に残るようなイメージだと身体の軸が保たれて、バランスを崩さずに転ばずに滑ることができるようになったのです。
私を身体の突っ込みすぎでバランスを崩していたのです。
練習を繰り返すことで先輩たちのようにきれいなパウダーエイトを描くのはまだ難しいですが、友達と一緒にあらけずりなパウダーエイトを作ることができました。
初級者でも簡単にパウダースキーが滑れる3つの方法 まとめ
簡単にパウダースキができる3つの方法
スキーのスタンスを少しせまくしてトップを意識してスキーを回す
整備された斜面と新雪や深雪が積もった斜面の違いを理解する
軽い雪、重い雪、両方のスキー場で深雪を滑る
身体を前に突っ込みすぎるのはNG
身体の軸を保って滑ることが重要

深雪を滑ることはとても気持ちがよいものです。
是非、いろいろなスキー場に行ってチャレンジしてみましょう。
深雪の魅力にハマること間違いなしです。
レベルアップするとさらに違ったシチュエーションで滑りたくなっていきます。
深雪中級者の楽しみ方の記事もありますので、是非そちらもご覧ください。
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