硬式テニスのフォアハンドの打ち方3選 自分にあった打ち方をみつけよう!!

フォアハンドtennis

テニスをはじめる人はまずフォアハンドから覚えるのが一般的です。
フォアハンドが打てるようになるとラリーができるようになり、少しずつ上手になっていくのです。
しかし、いろいろなショットが打てるようになってもフォアハンドが安定せずに悩んでいる人はたくさんいると思います。
そこで今回はフォアハンドを安定して打ちたいあなたの悩みや知りたいことにこたえていきます。

フォアハンドにはどんな打ち方がありますか
わたしに向いているフォアハンドの打ち方を教えてほしい
安定したフォアハンドが打てる練習方法が知りたい

naober
naober

こんにちは!!テニスブロガーのnaoberです。
私はテニスコーチを10年以上やっていました。
テニス経験0から無謀にも研修生になり、その後テニスコーチになりました。

コーチになる前に私がやっていたフォアハンドの打ち方はスピン量が多く、安定しませんでした。
コーチをやる中で試行錯誤しながら、ショットが安定するように工夫を繰り返しました。
テニススクールではいろいろと工夫しながら自分が上達したノウハウをお客さんに還元して好評でした。

こんな私が解説をしていきます。

フォアハンドが安定して打てないとテニスのレベルアップにはつながりません。
この記事を読むとフォアハンドが安定して打てるようになり、より一層テニスを楽しめます。

安定したフォアハンドが打てるようになりたい人、自分の打ち方を模索している人は是非参考にしてください。

スポンサーリンク

フォアハンドの打ち方は3つ

フォアハンド
naober
naober

まずはグリップの握りや手首の使い方を覚え、回し打ち、引き打ち、スライスショットの打ち方について確認しましょう。

グリップの握り方はコンチネンタルグリップから

グリップの握り方は5つ
ラケット面を立てて包丁のように握るコンチネンタルグリップ
ラケット面に手のひらをあてて、そのままグリップまでずらして握るイースタングリップ
ラケット面を空に向けて真上から握るウエスタングリップ
ラケット面を空に向けて真上よりも手首を親指側に捻って握るフルウエスタングリップ
グリップの握り方は厚い薄いという表現を使う
コンチネンタルグリップ⇒イースタングリップ⇒ウエスタングリップ⇒フルウエスタングリップの順で厚いグリップとなる
どんなショットもベースはコンチネンタルグリップ

フォアハンドの練習ははじめはできるだけコンチネンタルグリップで打つ
難しいようであれば少しずつグリップを厚くする
グリップを厚くすっると回転がかかりやすくなる
回転がたくさんかかるとアウトしづらくなるが、逆にコントロールが難しい
薄いコンチネンタルグリップをベースとしてあまり厚くなりすぎないグリップがおすすめ

現在、プロの世界ではウエスタングリップが主流ですが、錦織選手のようにフルウエスタングリップを採用している人もいる
より回転をかけたい人はフルウエスタングリップ、よりフラットに打ちたい人はコンチネンタルグリップとなる

手首の使い方は「バイバイ」

フォアハンド

フォアハンドは雑巾を使って窓ふきをするように手首を使う
言い方を変えると別れるときにやる「バイバイ」と同じ使い方
ボールを投げるのと同じように手首を折るように使うのはNG
手首を折るように(こねるように)使うとボールに回転がかからず、フラットにボールがラケットにあたり、遠くに飛んでいく
初心者で力がある人がボールを打つとコートの外に飛んでいくのはそのため

手首は折らずに回すように使うことが重要

ラケットを回して打つのが一般的

フォアハンドはラケットを回して打つ人が多い
プロの世界でもほとんどの人がラケットを回して打っている
ラケットを回すと遠心力が付き、力強いボールを打つことができる

デメリットは練習量が少ないとショットが安定しにくいこと
ラケットを回して打とうとすると手先を使いやすい
ボールの軌道は毎回違うのでショットが不安定になる

タイミングが合えば強いショットが打てるがタイミングがずれるとフレームに当たったり、回転が上手くかからなかったりする

ラケットを引いて打つのは簡単

ラケットを引いて打つ人はあまり見かけないが、私が推奨する打ち方
タイミングが合わせやすく、コンパクトなのでミスヒットが少ない
また、前に振り出すだけなので安定しやすい打ち方
ラケットを引いて打つフォアハンドは簡単なので万人におすすめ

デメリットとしては自分から強いボールを打てないこと
しかし、相手が強いボールを打ってくれば相手の力を利用して強いボールが打てる
往年のメープレーヤー伊達久美子選手が採用している

ライジングのボールコントロールがうまい伊達公子。テークバック小さい Kimiko Date

スライスショットは難易度up

スライスショットは他の打ち方よりも難易度が少し高い
通常のショットと逆の回転(スライス回転)をかけるのでイメージがしづらい
経験がない人がスライスショットを打つと回転がかかりすぎて力の弱いボールが「ふわぁっ」と上に飛んでいき、ドロップショットのようになる
回転がかかりすぎで弱いボールにならないようにするには、ラケット面を立ててはじめはフラットにボールにコンタクトして、その後にスライス回転をかけていくように打つ

上図のようなイメージで打てれば弱々しいボールにならない
相手コートであまりバウンドしない、滑るようなスライスショットが打てる

フォアハンドボレーも基本的にはスライスショットと同じように打つ
ボレーはストロークに比べると打つまでの時間が短いので大きな動きを極力抑えたコンパクトな打ち方になる

フォアハンドボレーは飛んでくるボールの飛球線上にラケットを構え、その位置からあまりラケットを動かさず、身体全体で体重移動しながらフラットにボールにコンタクトして、その後にスライス回転をかけるように打つ
そうすることでボールにスライス回転がかかり、弾みづらい相手が返しにくいボールを打つことができる

スポンサーリンク

回し打ち・引き打ち・スライスショットが向いている人

フォアハンド
naober
naober

人によって何でも向き不向きがあります。
テニスのショットも一緒で自分にとってフィーリングが合うものと合わないものがあるのです。
次にあげる3つの打ち方から自分に合ったものを探しましょう。

回し打ちが向いている人

回し打ちは引き打ちに比べると難易度が上がります。
練習量が少ない人や非力な女性にはあまりおすすめできません。

<回し打ちが向いている人>
練習量がある程度確保できる人
プロを目指す人
ミスが多くてもプロのようなショットが打ちたい人
ハードな打ち合いがしたい人

引き打ちが向いている人

引き打ちは万人に向いています。
プロを目指す人も女性であれば十分対応できます。

<特におすすめな人>
非力な人
練習量が少ない人
簡単に上手になりたい人
なかなか上手くならない人

スライスショットが向いている人

フォアハンドのスライスショットはあまり多用されないショットです。
しかし、覚えておくとレベルアップにつながります。

<おすすめの人>
前に出てボレーを打つ機会が多い人
ダブルスを中心にやっている人
ボレーが上手になりたい人
ドロップショットが上手になりたい人

スライスショットは回し打ち、引き打ちのどちらかをマスターした上でバリエーションを増やすショットとして覚えるのが良いでしょう。

効率的な練習方法

フォアハンド
naober
naober

最後にわたしが、実践していた練習方法を紹介します。
どれも、即効性があって効果的なので全部のやり方を試して、自分のしっくりきた練習法をじっくりと行うようにしましょう。

ラケット始動のタイミングをはやくする

一般の人がテニスをしているテニスコートを見ると、大半の人は自分のコートにボールがバウンドしてからラケットを始動しています。
遅いボールであれば、対応が可能ですが、速いボールであったり、イレギュラーをしたりすると全く対応できません。
相手が打ってフォアハンドに来ると分かった瞬間にラケットを引いておくことが重要

ラケットを引いた後はボールがバウンドしてからは前に打ち出すだけです。
あらかじめラケットを引いていてもバウンドしてからさらにラケットを引く人がいます。
そうするとタイミングがずれて安定しません。
一度ラケットを引いたらその位置で我慢をして前に出すだけにするのがポイント

ショットを打ち合う方向は逆クロス

乱打などで打ち合うときは逆クロスにしましょう。
順クロスとは振り抜く方向で打ち合うこと、逆クロスとは振り抜くのと逆方向で打ち合うことです。
※右利きの場合
順クロス方向での打ち合いだと打点が身体から離れた位置になりやすくなります。
打点が身体から離れていると手打ちになりやすいのです。

逆クロスの打ち合いは打点が身体に近い位置になります。
身体全体で打つことができ、手打ちになりにくく、体重の乗ったボールが打てるようになるのです。

手打ちを防ぐためにも逆クロスに打ち合う練習をベースにしましょう。
順クロスで打ち合っているだけでは上手にはなりません。

逆クロスで打ち合う練習をすることが短期間で上手くなる秘訣

スプリットステップを意識する

スプリットステップとはボールを打ち始めるときの始動のステップのことです。
相手が打った瞬間にその場で両足ジャンプをします。
その後に、ボールが来た方向に動きだすのです。
スプリットステップを行うことで動き出しのタイミングが早くなります。
0コンマ何秒の世界ですがその差がとても重要なのです。
スプリットステップを行うことで球際に強くなり、今まで届かなかった、まともに打ち返すことができなかったボールをさばくことができるようになります。

何となく打ちあうのではなく、毎回スプリットステップをしてから動き出す癖をつけましょう。

硬式テニスのフォアハンドの打ち方3選 自分にあった打ち方をみつけよう!! まとめ

フォアハンドの打ち方は3種類
回し打ちはハードに打ち合いたい人、練習量が多い人に向いている
引き打ちは非力な人、練習量が少ない人に向いている
スライスショットは、ダブルスをする機会が多い人、ボレーが上手くなりたい人に向いている
スライスショットは回し打ち、引き打ちを習得したのちのバリエーションとして覚える
ラケット始動のタイミングを早くするとフォアハンドは簡単に打てる
乱打は順クロスではなく、逆クロスで打ち合うことがポイント
スプリットステップを繰り返し練習して習得すると球際に強くなる

naober
naober

フォアハンドが安定して打てるようになると今までとは違うテニスの面白さがみえてきます。

この記事を参考にして安定したフォアハンドが打てるように練習しましょう。

バックハンドの打ち方はこちらをクリック

サーブの打ち方はこちらをクリック

コメント

タイトルとURLをコピーしました