テニスはコートを借りるのもあまりお金がかからずコスパよく楽しめるスポーツです。
しかし、練習してもなかなか上手くならない人もいるでしょう。
そんなテニスが下手でなかなか上手くならないあなたの疑問や知りたいことにこたえていきます。
テニスが下手な人が試すべき練習法を教えてほしい
テニスが下手な人が上手くなった実例が知りたい
こんにちは!!テニスブロガーのnaoberです。
私は子どもの頃から高校時代まで全くテニスをやったことがありませんでした。
兄弟が部活動でテニスをはじめたことをきっかけ、テニスをはじめました。
兄弟とテニスをするうちにテニスの面白さに魅了されていきましたが、めちゃくちゃ下手でした。
はじめの頃はラリーをしていてもホームランを連発していました。
その後、テニススクールや部活動を経験せずに、独学でテニスを続けて2年足らずでテニスの研修生になりインストラクターになりました。
こんな私が解説をしてきます。
この記事を読んで実践することでテニスが下手ではなくなります。
下手なままだとテニスをやっていても楽しくなくなります。
テニスが下手だけど練習を続けて上手になりたい人は是非参考にしてください。
テニスが下手な人に試してほしい5つの方法
テニスが上手くなるためには効果的な練習法があります。
実際にテニスコートに行ったら、ただ打ち合って試合をするのではなく、これから紹介する5つのことを取り入れて少しずつレベルアップしましょう。
重心を低くすると世界が変わる
球技が上手にできない人の共通点の一つにボールをむかえに行くことがあります。
例えば野球ではフライを取りにいってジャンプをする必要がないのにジャンプをして取りに行くような感じです。
必要がないときにジャンプをすると目線がズレて上手く捕球できません。
それはテニスでも一緒です。
ストロークをジャンプしながら打ったり、スマッシュをジャンプしながら打ったりすると上手くいきません。
プロはジャンプしながら打つことはありますが、練習量が多く安定感のあるショットが打てるベースがあるので必要に応じてジャンプをして打っているのです。
プロのイメージが強いとジャンプをして打ちたくなる
ジャンプをすると目線がズレて安定したショットが打てない
下手な人はボールをむかえに行くのではなく、できるだけボールを待つようにします。
自分の打ちやすいポイントにボールがくるまで待つようにするのです。
待つことができない場合は普段構えている状態よりも重心を低くしましょう。
重心を低くすることで、ジャンプをしたいという気持ちがおさえられ、ボールを低い位置から見て打ち急ぐことなくしっかりとボールをミートできるのです。
プロの選手はビギナーがイメージするよりもかなり重心を低くして構えています。
重心を低くするだけでたくさんのメリットがあり、世界が変わって見えるのです。
逆クロスの打ち合いは上達への近道
ストロークの打ち合いはクロスに打ち合うのが一般的です。
しかし、クロスだけで打ち合うと手先でショットを打ちやすくなり、手打ちになるだけでなくショットが安定しなくなります。
クロスだけで打ち合っていると上達への遠回りになるのです。
最も効果的なストローク練習はフォアであってもバックであっても逆クロスに打ち合うこと
この練習を繰り返し行うことで確実に上手くなります。
逆クロスに打つにはできるだけ身体の側でボールをヒットします。
プロ野球の選手の話を聞いていると引っ張って打つだけの練習だとバッティングが崩れてしまうので、センターから逆方向に打つ練習をしているという話を聞いたことがあるのではないでしょうか。
ボールを遠くへ飛ばすスポーツは逆方向をイメージして練習することで体重の乗った強いボールを打つことができるようになるのです。
右利きの人を例にするとフォアハンドで打つときにはボールの左側をねらって打つようにして右側に飛ばします。
バックハンドで打つときは逆にボールの右側をねらって左側に飛ばすのです。
ステップは下手でも誰でもできる
スポーツは下半身始動であるという言葉を聞いたことがあると思います。
上半身を主に動かすテニスや野球などは下半身始動、下半身を主に動かすスキーやサッカーなどは上半身始動となります。
下手から脱却するためには主に使う部位の反対側を意識することが重要
テニスは上半身ではなく下半身を意識する
テニスは動き出しのタイミングでスプリットステップをすることが基本です。
スプリットステップとは相手がボールを打つ瞬間に両足で軽くジャンプをしてから次の行動をする動きです。
何もステップをしないで急に動き出すと一歩目が遅くなります。
スプリットステップは動き出しのタイミングを速くするため、下半身始動でショットを打つためにとても重要なのです。
下手であってものその場でジャンプするのは簡単にできます。
相手が打った瞬間にジャンプをする
この癖をつけることがクオリティーの高いショットを打つことにつながる
毎回、スプリットステップをするのは、はじめのうちはとても疲れると思います。
しかし、慣れてくるとそれが当たり前になり、知らない間にショットのレベルも上がっていくのです。
上手くなりたい人は必ず相手が打った瞬間にスプリットステップをする癖をつけましょう。
シンプルイズベスト
スプリットステップをして逆クロスに打つ練習をするにしても実際にボールをとらえるミート率が悪ければ下手から脱却したとは言えません。
ミート率を上げてコンスタントにクオリティーの高いショットを打つ必要があります。
そのためにはショット全体をコンパクトにする必要があります。
テニスは相手と打ち合うスポーツです。
ゴルフのように自分始動でボールをヒットするスポーツは遠心力を使って打たないと強いボールを打つことができません。
しかし、テニスは自分で遠心力を生み出さなくても相手の力を利用して力強いショットを打てるのです。
プロを目指すなら必要ですが、そうでなければ自分から強く打つ必要はないのです。
下手から脱却したい人はコンパクトなスイングが必須
ストロークはフォアもバックもラケットを回して打たず、相手がボールを打ったらラケットを低い位置に引き、前に打ち出す
サーブはボールを投げるようにラケットを回して打たず、肩に担いだ状態から前に打ち出す
ボレーはボールにブロックするように当てて、下半身を使って押し出すだけ
スマッシュはサーブ同様に肩に担いだ状態から前に打ち出す
ショット全体をコンパクトにして、スプリットステップをしてから逆クロスに打ち合う練習をすれば100%下手ではなくなります。
考え方を変えることが重要
ショット全体をコンパクトにして、スプリットステップをしてから逆クロスに打つ練習をすれば100%下手ではなくなりますとお伝えしましたが、それでも無理という人はいるかもしれません。
そんなときは考え方をかえましょう。
運動に限らず、上達のスピードには個人差があります。
周りの人が上手になったのに自分だけなんで下手なの・・・・・( ;∀;)と思う人もいるでしょう。
しかし、自分だけ下手なのではありません。
上達のスピードが他の人より少し遅いだけです。
幼少期に自分は運動が苦手と感じ、自分は運動神経がないと言っている人はいますが、実際はそうではありません。
すぐに上手くならなかったので継続しないから下手なだけなのです。
プロのスポーツ選手も含めて万人に運動能力の差はほとんどありません。
手足にハンディキャップがある人でなければ上達のスピードに多少の差はありますが、だれでも少しずつ上手になっていくのです。
一番よくないのは自分が下手なことが嫌になってやめてしまうこと
やめてしまうと当たり前ですが上手くなるはずがありません。
下手であっても腐らずに続けていれば誰しも上手くなっていくのです。
すぐにある程度上手になる人はそれに満足してしまい、長期間続けることが難しくなります。
すぐに飽きてしまうのです。
知らず知らずのうちに下手だった人が長期間テニスを続けて、すぐに上手になった人より上手になっていることはよくあることです。
テニスは運動だと割り切って継続したり、テニスの王子様を読んでモチベーションを高めたり、考え方を変えてテニスが継続できるように工夫しましょう。
必ず上手くなる日がやってきます。
下手くそだった私が覚醒した3つのポイント
元テニスコーチの私ですが、はじめはめちゃくちゃテニスが下手でした。
ボールがコートを飛び出して山の中に入ってしまったり、思いっきり空振りをしたりすることはよくありました。
初老の父親と試合をして負けたことは一生の不覚と思えるほど悔しくてたまりませんでした。
そんな超へたくそだった私が少しずつ上手になった、覚醒したときのことをお伝えします。
薄いグリップは偉大だった
私がテニスをはじめた当初は今の主流と同じように厚いグリップで握るのが一般的でした。
フォアハンドでいうと厚いグリップはウエスタングリップをいってラケット面を上に向けて真上からつかむような握り方になります。
厚いグリップで握るとボールに回転が良くかかり、ミスヒットしてもアウトせずラリーを続けられる利点があります。
そのため、多くの人は厚いグリップで握り、フォアハンドを打っているのです。
しかし、厚いグリップにも欠点があります。
ボールに回転をかけることは容易ですが、回転の量をコントロールするのが難しいのです。
薄いグリップはコンチネンタルグリップといってラケットの面を横に向けて包丁を握るように持ちます。
薄いグリップは厚いグリップと逆に回転をかけづらくなります。
回転をかけづらいのが唯一の欠点といえますが、それ以外はよいことばかりです。
薄いグリップで握るとすべてのショットを打つことができる
フォアハンド、バックハンド、ボレー、サーブ、スマッシュと一つのグリップで打てる
薄いブリップでいろいろなショットを打つことがテニスの基本
わたしはこの基本をすっ飛ばして厚いグリップで打っていたので、なかなかうまくなりませんでした。
しかし、テニススクールに入り薄いグリップの重要性を教わり、薄いグリップで打つ練習をすることで、格段にテニスが上上手くなっていったのです。
厚いグリップで慣れている人が薄いブリップで打てるようになるのは苦労します。
しかし、試行錯誤しながら薄いグリップで打てるようになると下手な人から上手な人に変わっていきます。
薄いグリップでいろいろなショットが打てるようになると相乗効果で厚いグリップでも以前よりもクオリティーの高いショットが打てるようになるのです。
逆クロスの打ち合いでコツをつかむ
わたしは、テニススクールで教えてもらったわけでもなく、部活動でテニスをやっていたわけでもなく独学でテニスをやっていたのでとても下手でした。
当時はyoutubeなどもなくレクチャー動画をみて研究することはできませんでした。
ビデオでプロテニスプレーヤーの試合をみたり、ハウツー本を読んだりして研究するしかありませんでした。
そのためなかなかうまくなっていきません。
うまくなるためには、テニススクールに入るという方法がありましたが、当時の私は金欠だったこともあり、今考えると無謀ですがスクール生ではなくテニススクールの研修生に応募したのです。
当時はテニス人口が多くテニス人気はかなり高い状況でした。
そのせいか、人材不足のせいかわかりませんが研修生として採用してもらうことができたのです。
たいしてラリーも続けることができない私が研修生になれたのです。
他の研修生たちは、みな部活動でテニスをやっていた人たちだったのではじめからとても上手でした。
わたしは下手くそだったため「○○さんとは打ちたくない」「○○さんとやっても面白くない」などと良く言われました。
悔しい思いもありましたが、テニスが上手くなりたいという気持ちが強く、腐らずにテニスを続けました。
そんなある日、先輩コーチに誘われてラリーをしたときのことです。
他の2人が順クロス方向で打ち合いをしていたので、逆クロス方向で打ち合いはじめました。
ラリーを続けているうちに調子が上がり、フォアハンドで逆クロスに体重の乗った強いボールを打つことができたのです。
良いボールが打てたとはじめてこのときに実感できました。
一皮むけた瞬間です。
打ち終わった後に「おまえ、うまくなったなあ」を言われたのは今でも色あせない大切な思い出です。
インドアコートの活用でレベルをチェック
私がコーチをはじめたテニススクールはアウトドアコートだったのですが、さらなる成長を求めてインドアのテニススクールでレッスンをはじめました。
レッスンをやり始めたときには気づかなかったのですが、レッスンを続けたり、レッスン後に他のコーチと打ち合ったりしているとアウトドアとインドアのコートの違いが分かってきたのです。
スクールに慣れ始めたある日、他のコーチとレッスン後に試合をしました。
そのときは調子が良くてミスショットが少なく試合を続けることができたのです。
テニスはどちらかというとミスをしてポイントが入ることが多いスポーツですが、その日は、ミスではなく良いショットを決めてポイントを取れたのです。
まるでプロのような試合でした。
「わたし、うまくなったんじゃなぃ?」とそのときは思いましが、そのあとにアウトドアコートで試合をしたときには同じようにはいきませんでした。
なぜかを冷静に考えてみるとアウトドアコートよりもインドアコートでテニスをやるほうが簡単であることに気づきました。
インドアコートは風がほとんどありません。
壁や天井があるので、ボールとの距離感がつかみやすいのです。
そのため、ミスヒットする可能性が低くなり良いショットを連発することができたのです。
原因がわかってからはちょっとへこんで「うまくなったわけではなかった残念」と一瞬思いましたが条件がそろえば上手にプレイできることが分かったのは、自信につながりました。
インドアコートを活用することで今の自分のレベルを見極めることができたのです。
テニスが下手な人に試してほしい5つの方法 まとめ
<テニスが下手な人に試してほしい方法>
重心を低くすること、逆クロスで打ち合うこと、スプリットステップをすること、シンプルなスイングにすること、考え方をかえること
重心を低くすることで、ジャンプをしたい気持ちがおさえられ、ボールを低い位置から見て打てる
逆方向をイメージして練習することで体重の乗った強いボールを打てる
スプリットステップは動き出しのタイミングを速くして、下半身始動でショットが打てる
ショット全体をコンパクトにして、スプリットステップをしてから逆クロスに打つ練習をすれば100%下手ではなくなる
下手であっても腐らずに続けていれば誰しも少しずつ上手くなっていく
やみくもに練習を繰り返してもテニスはうまくなりません。
質より量という言葉がありますが、テニスは量より質です。
テニスが下手で上手になりたい人はこの記事の方法を実践して下手から脱却しましょう。
下手から脱却すると違ったテニスの世界が広がり、今まで以上にテニスに魅了されるでしょう。
ど下手から、コーチになった私が言うので間違いありません!!
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