テニスが好きでも子どもが小さいとなかなかコートを借りて練習できませんよね。
そんなときは、子どもにテニスを教えて一緒に楽しみましょう。
しかし、小さい子どもにどうやってテニスを教えればよいのかわからない人もいると思います。
そこで今回は小さい子どもとテニスを楽しみたいあなたが知りたいことや疑問にこたえていきます。
小さい子どもがテニスに興味をもつ方法が知りたい
小さい子供の練習方法を教えてほしい
こんにちは!!テニスブロガーのnaoberです。
私は大学時代からテニスのコーチをやっています。
テニス経験0から2年足らずで研修生を経てコーチになったので、初心者の気持ちがよくわかります。
また、テニススクールではいろいろな年代のジュニアにテニスを教えた経験があります。
年代によってモチベーションに差があるので興味がわくようにいろいろと工夫しながらレッスンをしていました。
こんな私が解説をしていきます。
自分の子どもがテニスを楽しめないと家族でテニスができなくなってしまいます。
この記事を読めば小さい子どもがテニスに興味をもち、家族と一緒に楽しめる方法が分かります。
自分の子どもにテニスをやらせてみたい人、家族みんなでテニスを楽しみたい人は是非ごらんください。
楽しく簡単にテニスが上達する3ステップ
ボール慣れは初めの一歩
テニスラケットでボールを打つ前にボールに慣れることが必要
ただボールに慣れろといっても小さい子どもはすぐに飽きてしまう
飽きないようにいろいろと楽しくボールに触れる工夫が必要
まずはラケットなしで直接手で触れる
ラケットを全く握ったことがない人にとって、いきなりラケットでボールを扱うの難しい
はじめは手で直接 触れることでボールの感覚を身体で感じる
その後は・・・
ボールをバウンドさせてキャッチする
ボールを上に投げてキャッチする
ネットに向かってボールを投げる
両手を使ってお手玉のようにボールを逆手に送る
いろいろやるなかで、子どもの反応を逃さず見るようにする
反応が良かったものを繰り返し練習の中で取り入れるようにしましょう。
ステップは運動の要
ステップはテニスに限らずいろいろなスポーツに応用できる
ダンスにはステップがつきもの
他の運動も足の運び方が上手くできないと運動全体がまとまらない
上半身を中心に使うスポーツは下半身をしっかり動かすことが上達への近道
ステップをしっかりと行うことで下半身から上半身を連動させて運動できる
下半身始動で動かないとテニスでは手打ちになりやすい
いろいろなステップで下半身の使い方を覚える
1 サイドステップ(カニのように横にステップするもの)
2 クロスステップ(横にステップしながら足を前後にクロスするもの)
3 スプリットステップ(相手がボールを打った瞬間にジャンプをするもの)
ボール慣れと同じように反応がよいステップは練習で必ずやるようにしましょう。
特にスプリットステップはテニスの基本なので必ず毎回やりましょう。
ショットの教え方はできるだけわかりやすく簡単に
打ち方について教えていると気持ちが入りすぎて どうしても細かくなる
小さい子どもに細かく教えても理解するのは難しく途中で飽きたり嫌になったりする
そうならないためにはできるだけシンプルな打ち方を簡単に教えるのがポイント
練習をして短時間で打てるようになれば小さい子供のモチベーションにもつながる
良いショットが打てたときには、毎回「ナイスショット」と笑顔で伝える
ボール慣れ、ステップ、ショット練習をやるときは ほめる言葉をたくさん使う
ほめられて嫌な人はいない。小さい子供ならなおさらです。
練習のはしばしにほめる言葉を入れて、小さい子供のモチベーションが続くようにしましょう。
小さい子どもの練習方法
小さいこともが飽きずに楽しく練習できる具体的な方法を紹介します。
今回紹介した方法をベースとして、子どもそれぞれの興味や関心のあることをプラスして練習しましょう。
ラケットを使ってボール慣れ
手でボール慣れがある程度できるようになったらラケットを使ってボール慣れをする
はじめはできるだけラケットを短く持つ
持ち方は気にしないでラケット面を下に向けてドリブルのようにポンポンと連続して地面に打ちつける
はじめは上手くいかないので目標回数を10回程度に設定する
次にラケット面を上に向けてポンポンと継続して空中に打ち上げる
ドリブルよりも難易度が上がるので目標回数は3~5回と低く設定する
ドリブルと打ち上げがラケットでのボール慣れの基本
ドリブルと打ち上げができるようになったらラケット面を裏表させながらドリブルをするなど難易度を上げる
ある程度ボール慣れができるようになったらより楽しく行うためにゲームをする
ドリブル競争をしたり、ボールを重ねて的を作って当てたりするなどの工夫しましょう。
3種類のステップを楽しく覚える
テニスで必要なステップはサイドステップ、クロスステップ、スプリットステップの3種類
どのステップもあまり難しくない
小さい子どもにステップを教えて自信をつける
<サイドステップが基本中の基本>
サイドステップはカニのように身体を横に向けて正面に移動する
右足を横に踏み出したら、左足を右足に寄せるように動かす
この動きを繰り返す
さほど難しくないので小さい子供でもすぐにできる
<クロスステップはちょっと難しい>
その名の通り足を前後ろにクロスしていく動き
身体を横に向けて正面に移動する
右足を横に踏み出したら、左足を後ろに引き、また右足を踏み出したら左足を前に出す
クロスステップは正面に移動しながら前後ろに足を交互にクロスさせる
ちょっと難しいので最初は上手くできなくても大丈夫
はじめは難しい動きだと感じますが続けていけば、すぐにできるようになる
できなくてもあまり細かくやり方を伝えず雰囲気をつかむだけでOK
小さい子どもに教えるときは、できるようになることにあまりこだわらない
<スプリットステップは超重要>
テニスに限らずスプリットステップはいろいろなスポーツにおいて欠くことのできないもの
他のステップよりもスプリットステップを覚えることを優先する
やり方はいたって簡単
スプリットステップは相手が打つタイミングで両足を軽くジャンプさせるだけ
ジャンプをしてから移動することで一歩目が早くなる
とれるか取れないかのボールをギリギリのところでとるためにはスプリットステップが必要
手を叩くなどの合図でジャンプをしてから転がしたボールを取りに行くなどの、ジャンプをしてから○○をする癖をつけるように練習しましょう。
簡単な打ち方は小さい子どもに向いている
<フォアハンド>
相手が打った瞬間に後方にラケットを引く
ボールがバウンドしたのに合わせてラケットを下から上に振り上げて打つ
小さい子どもがラケットを回して打つのはNG
フォアハンドはコンパクトにラケットを引いて打つようにしましょう。
<バックハンド>
バックハンドは左手をフォアハンドのようにして打つ(※右利きの場合)
左手のフォアハンドに右手を添えるだけ
両手打ちのバックハンドが一番簡単で力がない小さい子供に最適です。
<サーブ>
サーブはボールを投げるように打つのが基本
はじめは難しいのでラケットを肩に担いだ状態から打つ
トスが上手く上げられるとサーブは安定する
手先だけでトスを上げずに全身を使ってトスを上げる練習をしましょう。
私が小さい子どものレッスンで感じたこと
最後にテニススクールを渡り歩き、いろいろな世代のジュニアに教えてきた私がレッスンで感じたことをお伝えします。
ボール慣れについて
単純にボールを使って遊ぶのは楽しいですよね。
小さな子どもたちも例外ではありません。
直接 手でボールに触れて遊ぶのはとても楽しいのです。
ステップやショットの練習をしているときよりも、生き生きとやっている子どもが多かったです。
私はステップやショットの練習をしているときも直接手でボールを扱う遊びの要素をたくさん入れていました。
ステップの練習は必要不可欠
身体が温まっていない状態でボール慣れやショットの練習をやると身体が動かなかったり、手先でやってしまったりと良いことがありません。
ステップ練習で身体を温めて関節などをほぐしてからボール慣れやショットの練習をしましょう。
コートいっぱいを使って行きはサイドステップ、帰りはクロスステップ、合図と同時にスプリットステップをしてからダッシュなどしっかりと身体を温めてから次の練習にうつりましょう。
練習は準備運動⇒ステップ練習⇒ボール慣れ⇒ショット練習⇒整理体操の順番が最適です。
ショット練習はフォアハンドをベースに
ショットの練習はフォアハンドをはじめに教えます。
フォアハンドができてもすぐに違うショットに移行してしまうとフォアハンドのクオリティーが上がりません。
練習をして初めてフォアハンドが打てるようになると誰でもうれしいものです。
それは小さい子供も同じです。
フォアハンドはショットの要なのでしっかりと時間をとってある程度上手に打てるようにしていきましょう。
フォアハンドが打てるようになったらネットを挟んでサービスエリアまでを使ってミニテニスをやってみましょう。
子どもは生き生きとしてラリーを続けますよ。
テニスの練習を意欲的にやるために、テニスが好きになるために、フォアハンドの練習は多めにやりましょう。
小さい子どもが楽しく簡単にテニスを上達できる3ステップ まとめ
楽しく簡単にテニスが上達する3ステップはボールに慣れる、ステップを覚える、ショットを練習すること
ボール慣れは直接ボールに触れるものからラケットを使うものに移行していく
ステップはスプリットステップが最も重要 繰り返しやってスプリットステップの癖をつける
ショットの練習はできるだけシンプルなショットを簡単な言葉を使って伝える
遊びの要素を入れながらフォアハンドを長く練習することで小さい子どものテニスへの興味は深まる
小さい子どもの吸収力は抜群です。
スポンジのようにたくさんのことが吸収できます。
全くやったことがない子どもの伸びしろは計り知れません。
焦って教えずに短期間で上達する小さい子どもの成長を待って、テニスを楽しみましょう。
小さい子どもが扱うジュニアラケットは下記を参考にあまり高くないものから選びましょう。
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